郵便局(ゆうちょ銀行)からお金借りる方法を解説!

郵便局は郵送サービスのみを取り扱っているところではないことをご存知でしょうか?すでにゆうちょ銀行を利用されている方はご存知かと思いますが、お金を預ける事も出来ます。

そして意外と知られていないのが、郵便局からお金を借りることができるということ。

しかし、郵便局に来店し「お金がないので貸してもらえますか?」というような警察や交番でお金を借りる「公衆接遇弁償費」といった類ではありません。

ゆうちょ銀行からローン契約の元、お金を借りることになるため、他の銀行でローンを組む事とほとんど変わりありませんが、定期預金などを担保する「貯金担保自動貸付け」など他の銀行が取り扱っていないローンもあります。

また、ゆうちょ銀行の定期預金を持っていない方でもゆうちょ銀行へ振込を受けることでATMから出金可能なローンもありますのでこちらも合わせてご紹介します。

元々、郵便局(ゆうちょ銀行)の融資方法はもっと種類があったのですが、下記の商品の一部が2019年3月に新規申込み終了となりました。

ゆうちょ銀行の融資方法はもっと種類があった

郵便局(ゆうちょ銀行)からお金を借りる方法の1つ。
担保型の自動貸付機能が4種類あり、国債や財産形成貯金などを担保に融資を受けることができていました。

しかし2019年の3月に新規申し込みを停止し、現在は総合口座で管理する「担保定額貯金」や「担保定期貯金」を担保として、融資を受ける方法のみとなってます。

現在残っている郵便局(ゆうちょ銀行)の貸付、ローンは3つだけとなります。

これ等のサービスは利用出来る人がかなり限定的となりますが、条件に該当する人であれば、より良い貸付条件で融資を受けることが出来ます。

郵便局(ゆうちょ銀行)でお金を借りる方法は3種類

郵便局(ゆうちょ銀行)が現在もサービスを行っている3種類の融資の受け方を紹介します。

貯金担保自動貸付

こちらはゆうちょ銀行の定額貯金と定期貯金を行っている人が利用できます。

貯金担保自動貸付というもので審査なしで誰でも利用することが可能。

借り入れも預金金額の90%以内の範囲(最大300万円)まで利用することが出来ます。

簡単に説明すると定期預金として毎月総合口座へ入金して溜まっている分を借りる事が出来るというものです。

審査なしという理由も自分で積み立てたお金であるためそちらが担保代わりとなります。メリットとしては定期預金を解約せずとも一時的に借入出来るという仕組みです。

利用用途としては普通預金口座に10万円ほどあるとします。

支払いにより12万円ほど振替があった場合、不足分の2万円分は自動で入金される仕組みです。

もう一つの事例としてはカードなどでATMから出金する際に10万円ほど残高があるとします。そこで12万円出金すると2万円ほど借入を行ったという形で出金出来ます。残高以上のお金をおろせるのです。

普通預金口座のほうが優先的に使われるので貯金担保貸付だけを行うということは出来ません。

自分で毎月せっせと貯めたお金で満期になるまで解約できないお金を借りるという形です。

デメリットとして「お金を借りる」ことに伴い利息というものが掛かります。計算式は以下(公式引用)です。

担保定額貯金を担保とする場合:返済時の約定金利(%)+0.25%

担保定期貯金を担保とする場合:預入時の約定金利(%)+0.5%

ゆうちょ銀行:貯金担保自動貸付け

利息がかかるため融資を受けると定期貯金のメリットがほとんどなくなってしまいます。

もともと貯蓄目的であり普通預金以上の利子をもらうことが目的であるものだからです。

最悪、元金を割る可能性もあるため、急遽お金が必要となり短期的に借りるのであればメリットがあります。

こちらの窓口はゆうちょ銀行と郵便局の窓口で相談することができます。

貸付の担保担保定額貯金または担保定期貯金
限度額300万
貸付期間2年
貸付回数制限なし
返済回数貸付期間内であれば制限なし

※1冊の総合口座通帳につき300万円までとなります
参照:ゆうちょ銀行ホームページより

ゆうちょ銀行が媒介の住宅ローン

これは直接ゆうちょ銀行が貸付しているというわけではなく、ソニー銀行へ及び新生銀行の住宅ローンの媒介が出来るというものです。

以前はスルガ銀行の媒介でしたが2019年8月31日(土)をもって終了となりました。

スルガ銀行時代は金利が高かったので住宅ローンとしてはゆうちょ銀行は審査が甘いという噂はありましたが、ソニー銀行になってから格段に金利が安くなっているので審査自体は厳しめだと思いますが大変魅力的です。

ソニー銀行も新生銀行も金利は安く、様々な手数料が0円になってたりするほか、ローン期間中に万が一死亡した時にローン残高が0になる団体信用生命保険だけでなく、ソニー銀行はガン、生活習慣病、高度障害、などでもローン残高が0になるプランがあったり、新生銀行では病気や事故で介護が必要な状況になった場合でもローン残高が0になるプランを扱ってます。

こちらは住宅を買いたい人のみ必要なローンなのでこの記事ではこれ以上は割愛させていただきます。

詳細はゆうちょ銀行公式サイトからお読みください。

かんぽ生命 契約者貸付

現在かんぽ生命で保険の契約をしていて生命保険に入っている本人の解約返還金の一部を借りるという方法。窓口は近くの郵便局で相談することが出来ます。

契約者貸付なので審査なしで貸付を行ってもらえます。

ただし返還金全てを借入することは出来ません。

貸付金額は 返還金の一部になり、どの程度の金額で契約者貸付を行ってもらえるのか?という事を一度窓口で相談してください。

新規申し込みを終了した郵便局(ゆうちょ銀行)の貸付サービス

これ以下で紹介している方法は新規の申し込みを停止しているので現在は利用できません。

インターネット上では、まだこれらの方法でお金を借りることが出来るようなことが記載されている記事や口コミがありますのでご注意ください。

  • ゆうちょ銀行カードローンしたく(2018年10月で終了)
  • 国債等担保自動貸付け(2019年3月で終了)
  • 財産形成貯金担保貸付け(2019年3月で終了)

担保型の自動貸付はいずれも担保となるものがなければ貸付を受けることができません。

「ゆうちょ銀行カードローンしたく」はスルガ銀行と提携を解消したためにサービスが終了しました。

現在これらの貸付サービスは利用することができません。

郵便局(ゆうちょ銀行)からお金を借りることは可能。ただ利用できる人が限定的というところがデメリットです。

自由用途で利用できるカードローンが終了したので誰でもウエルカムなローンはありません。ただ、ソニー銀行が住宅ローンで提携を行ったのでその枠を広げてカードローンが再開となる可能性もあります。

今後新しい事がわかり次第更新していきます。

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